2020.02.22
世界遺産「熊野古道」
熊野三山を巡る【熊野速玉大社】。日本初の夫婦となった2人の神様を祀る海辺の熊野速玉大社。日本最大級の梛の木。季の座からお車で約1時間30分
さて、今回は【熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)】について少しご紹介させていただきます。
熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)のひとつで、昨日ご紹介いたしました「熊野本宮大社」は山奥にございますが、対照的に海辺にあるのが【熊野速玉大社】です。
朱塗りの美しい神門と拝殿の【熊野速玉大社】。主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神で、日本初の夫婦となった2人の神様を主祭神として祀っていることから、縁結びはもちろん家内安全のご利益があるといわれています。
鳥居をくぐり神門へ向かうまでに目につくのは、熊野権現の象徴でもあるご神木「梛(なぎ)の木」です。日本最大の大きさを誇るこのご神木は国の天然記念物に指定され、樹齢は1000年を超えます。平重盛の手植えと伝えられています。海で働く漁師たちの信仰も篤く、海上安全のお守りになっていたそうです。
【熊野速玉大社】に参拝した後に合わせて行きたいのが、元宮である【神倉神社】。神倉神社は、神々が降臨した熊野信仰の発祥地。神倉神社、ご神体のコトブキ岩は、神倉山のてっぺんにあり、参拝の際は538段にもおよぶ階段を上る必要があります。この石段は歴史で有名な「源頼朝」が寄進したと言われています。
また余談ですが、【熊野速玉大社】のある新宮市といえば、香梅堂の「鈴焼」がおすすめです!
お土産にも大変人気で、地元や周辺地域では世代を問わず人気の名産品です。
季の座からお車で約1時間30分。
ぜひ季の座を拠点に、縁結びや家内安全の祈願、朱塗りの美しい神門と拝殿、熊野の神々が最初に舞い降りた神倉神社を巡ってみてはいかがでしょうか。
■お車での移動時間の目安■
伊勢神宮と熊野三山の中間に位置するのがホテル季の座。
・季の座⇔伊勢神宮 約55分(季の座から見て北東)
・季の座⇔熊野速玉大社 約1時間25分(季の座から見て南西)
・季の座⇔熊野本宮大社 約1時間50分(季の座から見て南西)
・季の座⇔熊野那智大社 約2時間(季の座から見て南西)
・熊野本宮大社⇔熊野那智大社 約1時間5分
・熊野本宮大社⇔熊野速玉大社 約40分
・熊野那智大社⇔熊野速玉大社 約35分