2020.02.23
世界遺産「熊野古道」
熊野三山を巡る【熊野那智大社】。高さ・水量ともに日本一の那智の滝。季の座からお車で約2時間分
今回は【熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)】について少しご紹介させていただきます。
熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)のひとつで、「那智山青岸渡寺」とともに熊野信仰の中心地として栄華を極め、古来より多くの人々の信仰を集めた【熊野那智大社】。
【熊野那智大社】は、467段におよぶ石段の上に社殿が建ち、標高約330mに位置します。境内には、サッカーの日本代表のシンボルでも有名な「八咫烏(やたからす)」の烏石や樹齢約850年の大楠があります。
主祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる「夫須美神(ふすみのかみ)」で、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様また、諸願成就の神としても崇められています。
「那智の滝」は、那智の滝自体が崇拝される対象であり、【熊野那智大社】に祀られたご神体です。ちなみに、日本三大名滝の一つで、高さ・水量ともに日本一です。
【熊野那智大社】の神社の隣に寺院あり、那智の滝と一緒に写る赤く美しい「那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)」の写真を見たことがあるかたも多いですね。【熊野那智大社】は仏教における「観音信仰」の聖地でもあり、インドの僧・裸形上人(らぎょうしょうにん)が那智の滝で修行を積み、草庵を作ったのがこの熊野那智大社の場所だそうです。
また、熊野古道を通る「大門坂(だいもんざか)」も有名ですよね。
聖地「那智山」へと全長約600メートル、高低差約100メートルの石畳が続き、神秘的な雰囲気が漂います。名前の由来は、かつて坂の到着地点に大きな門があったことからきているそうです。
お時間ある方は、ぜひ合わせて訪れてみてください。
今回も余談ですが、【熊野那智大社】に行く少し手前に、御菓子処「那智ねぼけ堂」が個人的におすすめです。「黒飴かりんとう饅頭」はぜひお召し上がりいただきたい商品の一つです。また「生まぐろ丼」など昼食の利用にも良いかもしれません。
季の座からお車で約2時間。
熊野三山の一つ【熊野那智大社】と迫力満点の「那智の滝」がある秘境に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
季の座を拠点に、伊勢神宮と熊野三山を巡る旅、紀伊半島の旅などおすすめです。
■お車での移動時間の目安■
伊勢神宮と熊野三山の中間に位置するのがホテル季の座。
・季の座⇔伊勢神宮 約55分(季の座から見て北東)
・季の座⇔熊野速玉大社 約1時間25分(季の座から見て南西)
・季の座⇔熊野本宮大社 約1時間50分(季の座から見て南西)
・季の座⇔熊野那智大社 約2時間(季の座から見て南西)
・熊野本宮大社⇔熊野那智大社 約1時間5分
・熊野本宮大社⇔熊野速玉大社 約40分
・熊野那智大社⇔熊野速玉大社 約35分